お弁当は前日に作り置きできる?安全対策や詰めて保存する注意点も

お弁当に入れるための作り置きおかず

 

毎朝早起きしてお弁当を作るのは大変ですよね。少しでも朝の負担を減らそうと、前日のうちにできる準備をしておきたいという方もいるでしょう。ですが、作り置きすると気になるのが衛生面ではないでしょうか。そこでこの記事では、そもそもお弁当は前日に作り置きできるのかどうか、作り置きする時の注意点について解説していきたいと思います。

この記事を読むための時間:3分

お弁当は前日に作り置きできる?

お弁当は、適切な対応をすれば、前日に準備することは可能です。ただし、気温の高い季節はただでさえ食材が傷みやすいので、衛生管理に細心の注意を払う必要があります。また、作ってから食べるまで時間が開くため、おかずによってはパサついたりしないような工夫も必要。少々面倒に思うかもしれませんが、一手間加えて美味しく安全にお弁当を準備しましょう。

お弁当を作り置きする時の注意点

お弁当を作り置きする時の注意点は以下の通りです。

菌が繁殖しやすい食材は直前に詰める

生野菜や果物、マヨネーズなど菌が繁殖しやすい食材をお弁当に入れる時は、直前に入れるのが基本です。生のレタスなどを仕切りとして使っている方も多いと思いますが、特に気温が高い夏場は避けた方が良いでしょう。

おかずはしっかり加熱する

菌を繁殖させないために有効な方法として、加熱が挙げられます。作り置きしてあるおかずを入れる際にも一度温めてからしっかり冷まし、お弁当箱に詰めるようにしましょう。正しい加熱調理の目安は、中心の温度が75度で1分以上です。

詰める際は素手で触らない

お弁当を詰める際は、ビニール手袋などを利用し、食材を素手で触らないようにしましょう。たとえきちんと手を洗っていても、調理器具などに触れた際に菌が付着してしまうため安全とは言えません。前日に準備することでただでさえ食材が傷みやすい状況にあるのですから、少しでもリスクを減らすよう心がけることが大切です。

ご飯を前日に詰める場合は工夫が必要

前日のうちにお弁当箱にご飯を詰めておきたいと考える方もいるかもしれませんが、どうしても食感が変化してしまうことからあまりおすすめできません。どうしても前日のうちに詰めたい場合は、もち米を混ぜて炊いたりチャーハンやピラフにするなどの工夫をしましょう。詰める際はきちんと冷まし、くれぐれも蒸気がこもった状態で蓋をすることのないようにしてくださいね。

朝もしくは食べる前に加熱する

前日のうちに準備したお弁当は、朝出掛ける前もしくは食べる前にレンジで加熱しましょう。そのため、熱で変化してしまう容器やお弁当グッズは避ける必要があります。特にピックやバランは要注意。お弁当カップはシリコンのものが繰り返し使えておすすめですよ。

持ち運びには保冷剤を利用する

お弁当を持ち運ぶ際は、保冷剤を利用すると菌の繁殖を抑えることができます。夏場はもちろん、冬場でも暖房のきいた室内で保管する際は注意が必要です

お弁当のおかずを作り置きする際のポイント

お弁当のおかずを作り置きする際は、できるだけ汁気の出ないメニューを選びましょう。水分が多いとどうしても菌が繁殖しやすくなってしまうので、お弁当に詰める際はしっかり汁気を切ってから詰める必要があります。ソースを絡めるようなおかずは水溶き片栗粉でとろみをつけるのも一つの方法。

 

また、冷めた状態でも美味しく食べられる工夫も必要です。例えばミートボールのようなおかずは豆腐やおからなどを混ぜて柔らかい食感にすれば、冷めても硬くならずに美味しく食べられます。

お弁当の作り置きは衛生面に十分注意しよう

朝の慌ただしい時間にお弁当を準備するのは大変です。負担を減らすために前日のうちに準備をするのは有効な方法ですが、特に衛生面には十分注意する必要があります。家族が安全に美味しくお弁当を食べられるよう、適切な対策を行いましょう。

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