気軽に家で作ることができるお菓子の代表ともいえるのがクッキーです。子供でも簡単に作れるイメージがありますが、実は奥が深く失敗してしまう人も少なくありません。きちんと火が入っていなかったり、固くなってしまったりとその失敗は様々です。そこで今回は、クッキー作りでよくある失敗例と、失敗してしまったクッキーのリメイク方法についてご紹介します。 

この記事を読むための時間：3分

クッキーのよくある失敗例とは？

まずは、クッキーづくりにおいてよくある失敗例をみていきましょう。

生焼けになっている

クッキーづくりの失敗例の中でも、比較的よく見られるのが生焼けになってしまったというケースです。生焼けのクッキーを食べてしまうと、腹痛や吐き気を引き起こしてしまう可能性があり注意が必要。クッキーの中心が透明である、小麦粉の匂いがする、食感が粉っぽいという場合には生焼けである可能性が高いため気をつけてください。

クッキーの生焼けは、牛乳・バター・卵の分量が間違っている、こねるように混ぜすぎてしまっている、オーブンの加熱時間が足りない、クッキーが厚すぎるなどの原因が考えられます。トースターや電子レンジで焼きなおして、上手に中心部分まで熱を通しましょう。 

クッキーが固すぎる

クッキーが固すぎるという失敗は、分量を間違えていたり、焼き方を失敗したりしていることが原因の可能性があります。失敗を防ぐためには、レシピに書いてある通りの種類や分量の薄力粉を使用することが鉄則です。

また、オーブン内の温度ムラが原因で固くなっていることもあるので、場合によってはクッキーの位置を入れ替えて焼くのもよいでしょう。固すぎるクッキーは、ホットミルクや紅茶に浸して食べると美味しくいただけます。

焦げてしまった

クッキーが焦げてしまったという場合は、オーブンの温度が高すぎたり焼き時間が長すぎたりするのが原因です。レシピ通りの時間と温度を守っているにも関わらず焦げてしまったという場合には、クッキーが薄すぎることが原因の可能性もあります。レシピに掲載されている温度や時間は参考程度にし、クッキーの様子を見ながら調整するのがポイントです。 

生地がだれた

絞り出しクッキーや型抜きクッキーをつくる場合に多いのが、生地がだれてしまって形成できないという失敗です。クッキーづくりを行う部屋の温度が高すぎたり、作業に時間がかかってしまったりするのが原因です。手で触れている時間が長いと、体温で生地が温まってしまうこともあるので、生地が柔らかくなりすぎた場合には、一度冷蔵庫に入れて冷やすようにしましょう。

粘りが出た

ナッツ入りのクッキーをつくった時に起きやすいのが、粘りが出てしまうという失敗です。ナッツを入れる場合には、薄力粉を混ぜ入れる前にナッツを入れるのがポイント。薄力粉の後にナッツを入れてしまうと、粘りが出て硬くなってしまうので注意してください。

失敗クッキーのリメイク方法

失敗してしまったクッキーも、やり方次第では美味しくリメイクしていただくことができます。

ケーキの土台にする

ケーキづくりを頻繁に行う方におすすめなのが、失敗したクッキーをケーキの土台にする方法です。思い通りに仕上がらなかったクッキーを細かく砕いて、パターやチョコレートと混ぜてケーキの土台にしましょう。

割合としては、クッキーが2.5に対し、バターとチョコレートが1になるくらいの分量がおすすめです。失敗したクッキーが、サクサクとした食感のクランチに早変わりし、ケーキを引き立ててくれます。

チョコクランチを作る

簡単にリメイクしたい方には、チョコクランチがおすすめです。ケーキの土台にする場合と同じように、チョコレートバターに砕いたクッキーを混ぜ、食べやすい形に形成したら冷蔵庫で冷やして完成です。くるみやアーモンドを混ぜると、より香ばしさが加わって美味しく仕上がります。

まとめ

今回は、手作りクッキーにおける失敗例や、失敗してしまったクッキーのリメイク方法についてご紹介しました。簡単なイメージのあるクッキーづくりですが、生地の分量や焼き加減、混ぜ方によっては思い通りにできなかったというケースも少なくありません。失敗してしまったクッキーは、ケーキの土台にしたり、チョコクランチとしてリメイクしたりして美味しくいただきましょう。